国と国とを結ぶグローバルインフラとなりうる高速鉄道は、新たな時代を迎えています。かつて技術の頂点にあった日本の新幹線。しかし、その優位性は今や絶対的なものではありません。例えば、中国の高速鉄道網の規模は日本を遥かに上回り、中国製車両のスペックは、既に日本製を超えたと言われています。中国は高速鉄道プロジェクトの輸出や、中国と他の国を結ぶ高速鉄道の建設を積極的に推進し、インドがそれに続こうとしています。
世界の高速鉄道は、今後拡大するのでしょうか。それとも頭打ちなのでしょうか。本セミナーでは、実際に世界各国の高速鉄道の現場を長年取材されてきた、経済ジャーナリストの大坂直樹氏を講師にお招きします。その豊富な実体験に基づき、欧州、アジア、そして米大陸まで、各国の高速鉄道や計画プロジェクトのリアルな実情を解説していただきます。
これから高速鉄道が建設されるとしたら、有望なのはどこなのでしょうか。インドや東南アジア、オーストラリアなど、世界各地で計画が浮上しています。一方、在来線を改良して高速化する動きも活発です。
本セミナーでは、経済安全保障、各国の技術思想や安全への考え方の違いにも触れながら、世界の高速鉄道の「今」を読み解きます。机上の空論ではないリアルな情報から、グローバルインフラとしての高速鉄道の未来と、その中で日本がどのような役割を果たしうるのかを考察します。
鉄道、国際関係、インフラ開発、交通政策、アジア・欧米地域研究などに関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。また、関係部署等に、情報を転送していただければ幸いです。
開催日時:2025年11月28日(金)14時~15時半
開催方式:Zoomを使用したウェビナー(オンラインセミナー)
☆事前のご登録を下記よりお願いいたします。
参加費:無料、どなたでもご参加いただけます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_lWT9SMLgT2qaT3FcJ6ZRWA
※Zoomの仕様上、お名前を日本語で入力されると、ご登録確認メール記載の姓名が逆転いたします。ご容赦いただきますよう、よろしくお願いいたします。
※受講証明書の発行をご希望の方は、セミナー終了後のアンケートフォームよりご連絡ください。
大坂 直樹(おおさか なおき)氏プロフィール

経済ジャーナリスト。
1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。
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