2025年8月29日(金)に、マーシャル諸島のCollege of the Marshall Islands(CMI)にて、セミナーを開催しました。会場には、CMIの学長Dr. David Newnham、JICAマーシャル支所長大野ゆかり氏、CMIの学生など、約50名が集まりました。日本GIFの中山幹康理事長、藤倉良理事(法政大学教授)、坂本晶子事務局長が、日本GIFが実施している「気候変動適応策としてのインフラ建設」に関するこれまでの研究成果、特に、CMIやマーシャル諸島の一般の人を対象にしたアンケート調査の結果について発表しました。質疑応答では、モルディブとマーシャル諸島の文化の違いによる適応戦略の違い、マーシャル諸島での現実的な適応策、マーシャル諸島独自の「土地所有制度」などについて、活発な議論が交わされました。また、参加者からは、海外の研究者が、研究フィールドであるマーシャル諸島に、研究成果を還元したことを高く評価する声がありました。
本事業は、独立行政法人日本学術振興会 令和7年度 二国間交流事業共同研究・セミナーの一つとして実施しました。