エネルギーが結ぶ北東アジアの未来。国際送電網が創出する経済協力の新潮流

対立の続く北東アジアにおいて、エネルギーを軸とした新たな協力体制は構築できるのでしょうか? 2024年度委託研究の「北東アジア経済圏に関する調査研究」の報告書は、日本、ロシア、中国を国際送電網で結ぶ「北東アジア経済圏」の可能性を、数理モデルを用いて多角的に検証しました。分析の結果、各国が電源構成を補完し合うことで、日本全体の社会余剰が最大約433億円増加するとの試算が得られています。地政学的リスクを考慮しつつも、経済合理性に基づいた地域協力の再構築が、将来的な関係改善と安定的なエネルギー供給の鍵となることを示唆する論文です。この調査研究プロジェクトには、日本GIFのインターンが参加し、論文執筆に貢献しました。

報告書(概要版)(PDF、408KB)

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