2022年度に、Dr. Brendon J. Cannon(Assistant Professor, Khalifa University, Abu Dhabi, United Arab Emirates)に委託した研究“Exploring shifts in Japan’s foreign policy: Nomenclature and country emphases before and after the ‘Free and Open Indo-Pacific'”(日本外交の変遷を探る︓自由で開かれたインド太平洋」前後の呼称と国別強調事項)の報告書(概要版)を公開します。
本研究では、安倍元首相が「自由で開かれたインド太平洋(Free and Open Indo-Pacific, FOIP)」構想公表以降の日本の外交文書を、テキストマイニングにより分析し、公表前後の用語(FOIPに含まれる東アフリカについての言及を含む)の使用回数や方法の変化を調査しました。用語の変化は確認できましたが、それが実際の外交政策の変化に結びついていないことが明らかになりました。
本研究には、当財団のインターンが参加し、調査結果の分析に貢献しました。