日本GIFの中山幹康理事長、坂本晶子事務局長が執筆した論文が学術誌”Frontiers in Water”に掲載されました。
かつてトルコが提唱した、中東諸国へ水を運ぶ壮大な「平和の給水管(Peace Water Pipeline)」計画。日本GIFも1990年代に実現を目指しました。なぜこの構想は実現しなかったのでしょうか。本研究は、従来の政治的要因だけでなく「技術革新」に着目。1990年代に海水淡水化技術のコストが劇的に低下したことで、周辺国が他国に依存しない「水の自給」を選択した実態を明らかにしました。技術の進歩が国際的なインフラ計画のあり方や、国の安全保障戦略をいかに塗り替えるのか。現代の水資源問題を考える上での重要な教訓を提示しています。